たまっていくペットボトル

理屈と膏薬はどこへでも付く

【雑感】企業のメンタルヘルスケアに感じる「自己責任論」的雰囲気


700万人メンタル不調時代に効く処方せん:精神的にタフなビジネスパーソンになるための3カ条 (1/2) - 誠 Biz.ID

この記事に限らず引っかかるのは、企業のメンタルヘルスケアが、ストレスへの対処を個人に帰属しがちであるという部分です。いわゆる「自己責任論」的な雰囲気が出ていて、何だかな、という気がします。

研修などでも、セルフケアに関して「個人の対処が重要」ということを強調すると、「じゃあ、ストレスに対処できない私たちが悪いのか?」と反感を買ってしまうという話を聞きます。個人の対応が大切な一要素であることに異論はありませんが、その一要素ばかりを強調して、企業の労働環境調整や業務のあり方について「営利企業だから仕方ない」ものとして踏み込まないというのは、従業員にとってフェアではない視点ではないかと思います。